ホームセンターに勤めてる友人から棚卸しのアルバイトを紹介され、都合5時間のバイトをしてみた。3人でチームを組みズラリと並んだ商品をバーコードを確認しカウントしていく。最初に取り掛かったのが種、あの種袋の勘定だ。きれいに収まった袋を数える。それと同時に裏にあるバーコードが棚正面にある値札のバーコードと概ね一致してるかも確認事項だ。そして勘定したら、数を小さなシールに書いて値札に貼る。この作業の繰り返しである。種袋は時々隣の棚に別なのが入ってたりする。もちろん直す。随分数えた。まだ一時間くらいだ。種の棚が終わったら次はプラ鉢の棚だ。受皿もだ。全てバーコードで管理されてる。沢山の種類があるな関心する。今日の分は終了。感想は何しろ種袋が大変だった。しかし野菜の種は色んな種類があって、まあすごいもんだった。少し物知りになった気がする。そして次の日だ。最初の配属が肥料の棚だった。割と数え易く、これ幸いと数を書いたシールを順調に貼っていく。次は如雨露だ。なんと大きな箱に沢山入ってる。どうやって数えようか。バーコードも確認するし。如雨露たちを確認しながら外に出して、今度はしまいながら勘定する。26個だ。やれやれ。ふと合ってたかな?と思ったりする。どんどんこの要領で進んでく。あれ、棚の奥に全然違う物が空箱のまま、チップソーだ、そしてもう一つ金物の空箱だ、いかにも隠してある。どうやら盗人が中身をかっさらったようだ。店員さんに報告する。色んなことが見つかる。次は軍手のコーナーだ。SMLとよく似た商品がいっぱい。それで袋だから滑る。これまた随分数えにくい。やれやれ参った。とにかく沢山あるから片っ端からやっつけていくしかない。だいぶ慣れてきて、我は棚卸しのプロかと思っちゃう。この棚も終わった。そして次はなんと歯ブラシのコーナーだ。ズラリとお行儀よく並んでる。次はこれかー。私は歯磨き粉の係だ。これもまた僅かな隙間をあけてきれいに並んでて、ごっそり出さないとバーコードが確認出来ない。奥のほうにもいたりする。種類が豊富である。知らない商品ばかりだ、歯磨き粉はこれと思って過ごして何年も暮らしてる。高い歯磨き粉には何と防犯装置がついている。うっかり棚から床に落ちてしまった。その衝撃でピーピーと鳴り出した。すみません、鳴っちゃいましたと店員さんに渡す。だいたい終わった。そしてまだ時間があるので別のチームの応援にと、鍵の棚に。これも裏にバーコードでああやりにくい。5種類くらい数えたら館内放送で臨時アルバイトさんは時間ですと告げられた。やれやれ。まだ数え途中できりが悪いと、だいぶプロになった気持ちだ。ボールペンとシールを返却して、店長さんのご苦労さまのお言葉を、そして一人ひとり有り難くお給料を頂く。お店の役に立ったかな、と思いながら爽やかに帰路に着く。なかなかいい経験になったと、いつもと違うことをするのも楽しいもんだと思った。でも中にはもう二度とやりたくないなんて人もいるそうだ。割と上手く頑張れたかな。想像するほど大変ではなかった。また一つ出来ることが増えたかな。