7/22 山鳩さんの子育てを追加

猫の甲状腺機能亢進症

猫と暮らす

糖尿病が治った猫が毎日元気に過ごしている。治ったから調子がいいんだと思っていた。普段寝室に引きこもりなのに、ベランダに出てみたいとか、危ない渡り廊下をヒョコヒョコ歩いている。大嫌いな子に追いかけられたりするがさっと逃げる。寝室ではベッドの上に飛び乗ったり行ったり来たり軽々とよく動き回る。いやー元気になって良かった。ご飯もよく食べるし。そんな状態で数ヶ月が過ぎた。時々やけに大きな声で鳴く。こちらもビックリ。鳴くというよりうぉーうぉーと吠える。聞いたことない声だ。一日一回の便がなんだか段々多くなり四回もするようになった。最後にはチョロチョロと小さくやらかい便だ。そんなに便をするからか、なんとなく痩せてきた気がする。更に毎日軽い嘔吐もする。やっぱりなんかおかしい。前から気になっていた便臭、皆と違う。検便がてら浦安の病院に行くことにした。テンション高過ぎだしウンチをよくすると話したら、甲状腺機能亢進症の疑いがありますねと。早速血液検査をしたら甲状腺ホルモンT4の値が7.8となんと大きく基準値超え。

甲状腺機能亢進症のパンフレット

治療は基本的になく、三択で、薬でT4の値を正常値にさせる。薬は一生。次にヒルズの甲状腺専用フードのみの生活。最後に手術で甲状腺を取る。たいていは薬となる。薬の副作用は食欲不振、腎臓が悪くなる。などがある。薬の量が決まるまで、血液検査でT4をみる必要がある。今まで散々インスリン注射でチクチク8年もやって、今度は朝晩のお薬とは。口をこじ開け飲ませていたら、一ヶ月もしないうちに私の顔を見るとそそくさと逃げるようになった。こんな薬を一生だなんて無理、やれ参った。そこでチャオちゅーるに混ぜてあげることにした。粉砕した薬をまぜまぜ。普段うちでは誰もちゅーるを常食してない。気付かず喜んで食べてくれる。有難やちゅーる。朝晩の薬を二ヶ月続けたらなんだか食欲がなくなり、変な顔で元気がない。血液検査をすると今度はT4が下がり過ぎ、半量にする。それを半月続けたらまた頻便と吠えだ。今度は朝晩、朝の繰り返しにして様子見となった。あなたの高齢猫さんが急に元気になり、吠えたり、頻便になったりしたら、検査したほうがいいですよ。この病気はこのまま何もせず放っておいたら、612日で死ぬそうです。腎不全を患っていたらその半分の300日。燃え尽きて死ぬそうです。沢山猫を飼ってきたが知らないことはまだまだあるもんだ。