毎年春になると越冬した女王蜂が庭に巣を作る。今回もアシナガバチが薪棚の屋根下に巣を作った。
ポリカの屋根下に作って雨はしのげるが暑いらしく羽で扇いでる。仕方ないので上にビニールの日除けをしてみた。
毎日観察していたがある時下に落ちてしまった。通常だと地面に落ちたりしたらすぐに蟻の餌食になる。とりあえず薪の上に乗ってるので大丈夫そう。思わぬ格好に傾いたので丸見えで卵が見える。下の方は蓋がされてるので幼虫が蛹になって羽化を待ってる。
なんとめでたく一匹増えていた。子蜂はかわいい顔をしている。
あれから5日しか経ってないのに、ふとみてみたら大賑わいでビックリだ。巣が落ちてしまったのでそのまま上に継ぎ足しをしている。虫団子を持っているが、外から狩ってきたか、はたまた自分達の巣からだしたのか。スズメバチもそうだが餌が採れないと育てた幼虫を食べてしまう。いきなり鬼になる。この平和そうな光景もスズメバチの餌食になる日が来るかと思うと一日でもそれが先延ばしになればいいと願う。
働き蜂のおかげで上に新たなハニカムが足されている。卵も見える。そして左右が薪に固定された。通常上部にぶら下がるが、それと同じ形ので止めた訳だ。強風で飛ばされるのを懸念したのか、なかなかの知恵者である。
昨日(2020/7/15)に覗いたら何と若いスズメバチが巣にとまっていた。いよいよこの平和な状態もそう長くないと言うことだ。そこでスズメバチを捕獲しようと網を取りに行って戻って来たらいなかった。やれやれいよいよか。アシナガバチのほうが成長が早く沢山の蜂と羽化待ちの蛹や幼虫がいっぱいだがたった一日で全てを破壊されてしまう。アシナガバチ達はなすすべもない。毎日覗いているが見てるだけなので襲っては来ない。基本的な蜂の習性と知ってるのですぐ側で見てるのだ。翌日も大丈夫だった。
皆かいがいしく世話して働いている。
この幸せな姿もそう長くは続かなかった。8/2の朝スズメバチに襲われた。続きはこちら