知人宅に行ったら、昨年買い替えたと言う薪ストーブを見て驚いてしまった。ストーブ本体からの煙突が途中までしか交換されていないのだ。一体どう言うことなのか。しかも新しい煙突は危険なシングル管だし。70万の仕事がこれかと呆れてしまった。知人はこんなんでは困ると業者に言ったが、設置作業はこれでお終いと逃げきられたそうだ。言葉がうまく通じない業者で、ごまかされたようだ。薪ストーブ業界には特段の法律などなく危険なシングル管が平気で設置されている。シングル管は煤やタールが付きやすく煙道火災になる危険があるのと、煙突が高温になるので近くに燃えやすいものが置かれると引火の恐れがある。この間も煙道火災で事故があったと新聞に出ていた。危険なのでマメな人は毎年煙突をそっくり交換したりする。煙突の危険性については薪ストーブ関連の書籍雑誌などに書いてある。通常、安全に使ってもらいたいから今では二重煙突が主流だ。コストは高いがストーブ本体の中では大火事になっているので安全性を考えると当然である。
先日、知人はその業者に今年も薪ストーブを使いたいので煙突掃除の見積もりをお願いしたら、何やら見積もりでなく、勝手に掃除をし始め15分程で終了、はい5万円、ログハウスで屋根が急勾配だからこの金額だそうだ。相見積もりを取るつもりがこれだ。ついでに薪も持ってきていて棚の半分しか入れないで2万円。合計7万の請求書となった。よく見たらその薪の5分の1は直径10センチほどの丸太が入っている。丸太イコール原木、薪ではない。そんなものを商売にして売るなんて呆れたもんだ。あまりに気の毒になり、丸太は私が割って乾燥させている。実はその業者、薪調達現場で会ったこともあり、ここいらの人で知っている人なのだ。まさかそんなことをするなんて驚いたもんだ。人はどこで繋がっているか分からない。案外と世間は狭いもので、その行いはいつどこで誰に知れるか。気を付けないとと言うより、お金を取る以上騙されたと思われるような商売、仕事をしてはいけないでしょう。とにかくそれでも薪は必要なので、結局大多喜に新しい業者を見つけたので紹介した。本当は自分で見つけて欲しかったけどそれには行動力とか勘が必要。要は信頼出来るかどうかだ。