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母の家から来たチーちゃん

猫と暮らす

2018年の初夏だったろうか。通勤途中にあるアスモ従業員駐車場に三毛猫と白茶の猫がいた。通る人に物乞いをしているので三毛猫のほうは丸々肥っていたし、人慣れしていた。白茶は年をとっている感じ。三毛猫は当然雌なのでこのお腹では妊婦かも知れない。とにかくなんとかしなきゃと。まずは飼ってくれるところを。犬が亡くなってしばらくするし寂しいだろうと母に訊いたら飼ってもいいとの返事。しかし条件付きだ。自分が飼えなくなったら、私が引取る。お腹に赤ちゃんがいるかも知れない。だとしたらその子達も来ることになっちゃう。こうなってはなかなか飼ってくれる人はいない。翌日、車にキャリーを乗せ駐車場に向かい、難なく捕まえた。よく見ると右耳が三角に切れていて、欠損している。まあいい。とりあえずかかりつけの病院に連れて行った。まずはお腹を触診で診てもらった。あと十日もすれば産まれますよと。え!それは大変!普段は手術の予約が簡単に取れないのに、数日後で何とかしますよと。子供の処分と併せて7万くらいですと。この間も同じような子の手術をしたとのこと。十日で産まれるなら可哀相だし、母の家には今動物はいないので、増えても何とかなるかも。勝手に考える。もう一つ気になるのが何となく毛がジトっとしている。痒そうだし。毛鋤を通したら、なんと蝨だそう。さっそくフロントラインをプチユ、これで大丈夫。とりあえず手術は考えると返答。猫が妊婦かも知れないと母に言って、でもすぐ産まれるから手術は可哀相だし、その後は私のほうで何とかするからと適当なことを言って説得。気が変わる前に連れて行った。すっかり大人の大きな猫、でも母はとても気に入った様子だ。そしてチーちゃんと名付けた。麻雀が好きだからか歴代の猫にもこの名前の子がいた。外生活がどれ位だったのかやっぱり猫特有の鼻気管炎を患っていた。くしゃみの連発と青鼻をビッと飛ばす。お腹のことも考え、ちはら台の病院に行った。なんと赤ちゃんなんかいない!ですよと。えー、驚き。このお腹は自腹だったのだー。じゃあ7万の手術は何?開けて閉じてボロ儲け?途端にかかりつけ医がヤブ医者に思えてきた。どおりで耳カットされているわけだ。それ見て察しがついたろうに。結局チーちゃんは誰かが不妊手術をして外に離した猫だったのだ。地域猫に有りがちなパターンだったのだ。10日たっても赤ちゃんは産まれなかったし、基礎正しい食事でお腹は普通の体型になったのだ。新しい家での生活にすぐに慣れた。来客は苦手だけど。気配を察するとすぐ物陰に隠れる。そしてじきに夜には枕の上に乗って寝るようになった。母はとっても喜んで可愛がった。そもそも何故母に猫を飼わせたのか。それは認知症を少しでも遅らせる為だったのだ。更に遡ること5年前、父が亡くなり、失語症を発症した。どんどん日本語が脳の中で組み立てられなくなる病気。名詞などの言葉の一部が欠落したり、段々外人日本語のようになり、そのうち音しか出なくなり、ついには何も出なくなる。薬はない。失語症とともに認知症も始まっていく。その話はまた何処かで書こうかと思います。そんなこんなで施設入所となりチーちゃんはうちに来ることになったのだ。もしこの猫に思い当たる人がいたらご一報下さい。手術をしてくれた方へ。今は暑すぎる薪ストーブの前で伸びてます。寝るところにもご飯にも困らず、沢山のお友達と一緒に楽しく幸せに暮らしてます。

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