猫の疥癬

後ろ足で頭の天辺をしきりに掻いている。あまりに掻くものだから額に縦の何本ものひっかき傷が出来た。目の上の毛の薄いところも赤い。普段外に出ているから蚤でも付いたのか。それにしても随分掻くし血が出ているので、心配になって病院に連れて行った。これは暖かくなるとこう言う皮膚炎によくなるんだと。痒みを抑えるステロイドと抗生物質をもらい様子を見て下さいと。こんな皮膚炎になったことないし、野良猫が全身皮膚炎になって毛が無くて汁が出ているのを何年か前に見た。一度きりしか会えなくて助けられなかった。友人に話したら疥癬じゃないかと言う。ついそれを思い出してただその名前が思い出せずそう言う皮膚炎じゃないかと言ったが先生はそうじゃないと言う。処方された薬を飲ませるが一向に良くならない。薬が無くなり一週間後、もっと酷い姿で連れて行った。範囲は更に拡がっている。それなら注射でステロイドと抗生物質を打ちますねと。そっか注射のほうがずっと効くのか。これで一週間後に来て下さいと。効くのかと思いきやどんどん掻きむしりがエスカレートしていく。腕まで赤くなってきた。耳先はボロボロに。三日後これはおかしいと思い、セカンドオピニオンにしてる東京に近い病院に連れて行った。そこでも通常はステロイドと抗生物質ですと。でも注射で打ったばかりなので、それらは使えない。とりあえずカビの検査をしたら該当したとのこと。カビの薬とアレルギーの薬を貰って帰った。カビならシャンプーかと思い、ホームセンターで皮膚が荒れてても大丈夫なシャンプーを買ってきて嫌がるのも仕方なくお風呂場で大騒ぎ。しかし一つも良くならないし、お腹や尻尾まで赤い腫れが出てきた。三日待ちもう一度病院に。今度は違う先生だ。まず飼い主さんは痒くないですか?と訊かれ、言われてみれば足とか体とか痒いところがある。それならと、先生はニコニコしながら、ひどいところの皮膚をセロテープで採ってこれを検査しますと。そしてなんと検査結果が出て呼ばれてビックリ。電子顕微鏡からの大きなモニターにはあの丸い体に手足の生えたヒゼンダニがでっかく元気にバタバタして生きて映っていたのだ。先生は自分の見立てどおりの結果ですっかりご満悦の顔で、疥癬ですねと。これにはレボリューションですと。3ヶ月毎月一回打って下さいねと。何〜だ、やっぱり最初から私の思ってた通り疥癬だったのだ。うちの近辺では何年も前から狸に疥癬が流行っている。我々が痒いのも疥癬だったのだ。もちろん彼が乗る寝具類の洗濯、猫ベッドの洗濯、念入りな掃除機。他にカイカイしてる猫にはレボリューションのジェネリックをネットで購入して注した。まだ他の子達はひどくなく、一回のレボリューションで治ったようだ。当の彼は4ヶ月目が過ぎたが足に赤い箇所があるのでまたレボリューションを注した。疥癬を調べると他の猫や人間にも着くので対処が大変な風に書いてあったが案外大丈夫であった。大慌てで高いレボリューションを購入せずジェネリックを頭数分プラス買ってしかも接触のない子は打たなくて済んだ。

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