11/17 トゲナナフシが庭にいたを追加

僕ちゃんたちのお散歩

猫と暮らす

うちの裏は田圃になっていて毎朝そこで猫達の散歩をしている。敷地の脇に階段があって降りたら散歩道。この春から僕たち、そう二匹になった。黒猫が子分にしてくれと、うちで外出可の一番賢く偉い猫にお願いをしに来た。昨秋の話である。毎日縁台に来る。人が近づくと逃げる。でもお腹がすいてそうだからご飯をあげる。食べたらすぐにどこかに行ってたが、そのうち縁台で大胆にもお寛ぎをするようになった。ご飯の時はシャーと言われるも猫使いだからだんだん触れるようになった。どうも、うちからしかご飯をもらってないようだ。ある日、田圃脇で薪割りをしていたら、見学している偉い猫にちょっかいを出した。軽いケンカになり見事に偉い猫が負けて逃げた。僕は強いよ。十歳は過ぎてる偉い猫に対し黒猫はまだ若くとっても元気。でもこの家でご飯をもらうには偉い猫の許可が出ないと駄目だから子分にならきゃいけない。それを分かっているので一歩一歩偉い猫との距離を縮めた。子分になりたいです。偉い猫が外出の時は少し遅れてついて行く。ウザいなぁと思われながらも、ひつこくついて行く。縁台でお寛ぎの時もかっこを真似る。尊敬しているから子分にしてくれ。そしてある日見かけない若いタキシード柄の大猫が庭に来た。もちろん偉い猫はテリトリーの侵入者を許さない。ギャギャギャぐるぐると大喧嘩になった。偉い猫が劣勢になったところになんと黒猫が加勢に入った。偉い猫が吹っ飛ばされたあと、すかさず敵に挑んだのだ。でも相手はずっと大きく黒猫も吹っ飛ばされた。そこへギャギャギャを聞きつけた私が解散命令の追っ払いを。鬼の形相。ケンカは終了したが偉い猫は顔や腕から血が出て、咬み傷、ひっかき傷、びっこの重症。黒猫は少々の傷。相手も驚いただろう。もう一匹出てくると思わなかったろうに。親分がピンチだ、僕も闘うよ。寒くなってきたので縁台には黒猫の為の発泡スチロール製の小屋を置いた。程なく入るようになった。やっぱり黒猫はお家がなくて野良なんだ。寒い冬を外の小屋ではかわいそうなのでうちに入れてあげたいがなかなか家人の許可がでない。うちはもう定員オーバーだよと。偉い猫の子分になりたい黒猫はどこに行くにもついて行くし、行動全てを真似る。子分だけどボディーガードも兼ねている。ずっとそばにいる。ひつこいくらい。最初はうざかったけど、僕は尊敬しているよの一念に呆れ、しょうがないなぁ子分にするしかないな。偉い猫は黒猫を従えて歩くようになった。ご近所さんも、あら黒ちゃんがいつもついて歩いてるわと面白がった。春になって田圃の畦道が凍らなくなったので二匹を連れて散歩する。猫の散歩はのんびり気ままだ。ちょっと進んでは一休み。草を食べたりお日様の匂いを嗅いだり。私は皆の朝ごはんの用意があるから先に帰るねと言って僕ちゃん達を残して家に戻る。戻ったあとは家のなかから二匹を観察。ちょっと進んだかな。まだ途中。あれ?いなくなったと思ったらもう縁台に来ている。はいはいご飯ね。

家の中から見た様子
家のなか見た感じ
少し進んだね
もうすぐ階段

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