4/23 ピアノの時間を更新

鼻からこんなものが出た

猫と暮らす

「クッシャン、クッシャン」さっきからくしゃみの連発だ。パートから帰って来たら様子の変な子がいる。何かあったのかと家人に聞いたら、タバコを吸いに窓を開けたら脇から出てしまったが10分程で捕まえたのでちゃんと家に入れたとのこと。その後ご飯を食べたが草とともにごっそり吐いた。三種は打ってあるし今更鼻器官なんてあり得ない。そうこうしているとまた「クッシャンクッシャン」とやり始める。晩ごはんの時間になって呼んでも引きこもり部屋の寝室から出ようとしない。不機嫌な顔をしている。仕方なくいつもの量のカリカリを持っていく。食べない。やれ困った。なら別の手、やらかいご飯だ。少量を目の前に用意しても食べない。またくしゃみの連発だ。今度は手も加わって鼻をゴシゴシやっている。僕は具合が悪いですの顔になってきた。そうか、きっと鼻に何かが詰まってしまったのかな。子供の頃、ご飯粒が鼻のほうにいってしまって、片方の穴を押さえて「フン!」と勢いよく出したりしたもんだ。スイカの種とか。恐らく吐いた時にご飯の一部が鼻に回ったのか、まあ明日になれば事態は良くなるだろうと。その晩はずっとくしゃみをしていた。翌日の朝はやらかいご飯を少し舐めたので、恐らく良くなっているかと思い様子をみることにした。明日は二人とも仕事で病院に行けないがご飯を食べたので大丈夫だろうと。顔は相変わらずで左の鼻の穴が呼吸のたびにフガフガしている。詰まっているのは右のようだ。時々鼻をつまんでみる。とても嫌がるしまたくしゃみ。昼と夜のご飯はやはりやらかいのしか食べない。でも少しずつ量が増えているので様子見だ。もうそろそろ出てくるのではと期待する。くしゃみは相変わらず寝てる時以外ずっとしているし、更にしょげた顔だ。三日目、日曜日は仕事でずっと見てることが出来ない。寝室の座布団から動こうとしない。トイレだけは済ませている。もしかすると別の悪い病気になっているかも知れない、明日は一番で病院に行こうと決めた。こうして月曜の朝になった。寝室にあがって家人に夜はどうしてたかと聞いたら、ずっとくしゃみをしていたとのこと。座布団の上で丸くなっている。「アッシュ、大丈夫?」と聞いたら顔を上げた。何と右の鼻から2センチくらい何かが出ている。すぐに草だと分かった。これは大変と思い引っ張ったら、何とズルズルとこんなに長い草が出て来た。18センチくらいだ。かわいそうにこんなに長いものが喉の奥から鼻に行ってしまってたのだ。もう40年近く猫と暮らしているがこんなことは初めてだ。やれやれ出て良かった。こうして数時間後にはカリカリも食べ始めいつもの調子になってきた。その晩には顔も元通り元気になり、名前を呼ぶと「アーン」と返事をするようになった。

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