11/17 トゲナナフシが庭にいたを追加

糖尿病の猫の管理 5年たっても元気に過ごしている

猫と暮らす

ある晩元気がなく、座布団に染みがあり、どうやらお漏らしをしているようだったので翌日動物病院に行った。血液検査をしたら血糖値が650と異常に高く、残念ながら糖尿病ですと言われた。一週間入院して一日中血糖値検査をしてインスリンを投与し、その量を決めていくとのこと。人間も同じ方法を取るそうだ。仕方なく入院させ、面会に行く。具合は全然良くなくいつも渋った顔をしているが、我々を見るともう帰れるのかと期待の目をする。これからは飼い主がインスリン注射をすることになりその方法を教わる。おおよその方針が決まりやっと退院だ。食事はロイヤルカナンの糖コントロールのみ、計りで決められた量を与えその後インスリン注射をする。毎朝その繰り返し。2週間過ぎた頃、明け方に晩ご飯をごっそり吐いた。病院に連れて行く。すぐ預かりで夕方面会に行くと今度は代謝異常を起こしているとのこと、ケトアシドーシスだそうで、今度はご飯を食べられなくなり、点滴をすることになる。そうしながらも血糖値検査をして高いならインスリン注射をすると言う状態になる。ケト状態が治るまで食べられない。一週間ほど入院し最初は我々を見ても反応出来ないくらい衰弱してぐったりしてる。それでも何とか退院するまで元気になった。また自宅で今度はインスリンの量を増やして過ごす。また2週間したら明け方ごっそり吐いてしまう。またかと思い病院に行く。今度はケトアシドーシスにはならなかった。そして晩ご飯の後もインスリン注射をすることになった。大喰らいの子もだいぶ量が減っても納得の様子だ。こんな状態で半年くらい過ぎた。安心して過ごしていたら、ある昼間高い所から飛び降りたらズッコケた。顔を見ると眉毛がピクピクしている、目が痙攣している。低血糖だったのだ。病院からこの場合の対処方法を聞いてなかったので、人間の場合と同じだろうと思い、濃いめの砂糖水を飲ませた。一時間くらいして収まった。糖尿病は治る病気ではないが食事療法とインスリンでまずまずの血糖値になっていたところに走り回ったりの運動量が多い場合に低血糖が起きたと言うことだった。確かにインスリン注射の目盛りは人間用なので身体の小さな猫にはちょっとの差でも大きく違うのだ。うちでは特に血糖値の検査をしてない。糖尿病になってから5年が過ぎた。朝昼晩の食事で朝晩インスリン注射、晩は少な目のインスリン。なぜ3食なのか、2食では明け方にお腹が空いたと起こすのでこちらが睡眠不足になる。朝は8時に昼は14時に夜は8時に。約6時間間隔にしている、朝のインスリンが効きすぎても昼ご飯で調整出来る。そして晩ご飯で翌朝まで持たせる。もうこの子も14歳になる。注射も最初は大騒ぎだったが慣れたもんだ。

糖尿病にさせない為には置き餌をしないことだ。会社勤めだったので帰りも遅くご飯が食べられないと可哀そうだと思い置き餌をしていた。常に食べ物があり食べてると血糖値が高くなり糖尿病になる。血糖値を下げることが必要。太りやすい子は要注意だ。食べ残しても切り上げるようにする。運動が少ない室内飼いは特に注意だ。

そして注意事項が一つ。ご飯を食べない時はインスリン注射はしない。高齢になると歯が悪くなり食べてくれない事がある。食いしん坊の糖尿病の子も歯が痛いのは耐え難いようだ。また食べてすぐ吐く子も注意だ。吐かないのを確認してから注射をする。食べてすぐに咽て全部吐くことがあったりする。また注射は必ずと思うがたまに忘れたりする。一回くらいはいいそうだ。忘れてて一時間くらいしてから注射したこともある。

糖コントロールのみと言う病院からの指示だが、今では他のものも混ぜて食べさせている。例えばロイヤルカナンのアロマエクシジェントやら消化器サポート、ヘアボールコントロールなどを混ぜる。一種類では飽きてしまうし、たまには美味しいものも食べさせてあげたい。だいたい糖コントロール10㌘と他のものを3㌘、これが朝晩、昼は糖コントロール7㌘で一日が33㌘。週に一度は晩ごはんの他にやらかいフードや茹でたササミや豚や牛も。インスリンはBDロードーズ針で0.5メモリを朝晩。この0.5メモリが0.8メモリになったりすると低血糖を起こす。特に夜の注射は要注意だ。私が寝てる間に低血糖を起こしたら大変だからだ。こうして昼(朝食後5時間くらい)に必ず確認するのをもう何年も一日たりとも欠かさずしている。一度ダンスパーティー(見学に)に呼ばれて家人と共に外出することになりその時は餌タイマーで寝室に閉じ込めて出掛けたことがある。多頭飼育なのでこの子だけに食べさせるのが難しいからだ。

先日(2021/1/25)大変なことが起きた。いつも通りの晩ごはん(糖コントロール10㌘とエクシジェント3㌘)を食べないので仕方なくいなばのまぐろジュレをあげてインスリンを打った。そして3時間経ったのち急にケボケボが始まりごっそり吐いた。まさかまたケトアシドーシスになったのか、もう夜中なのでどうすることも出来ず低血糖が心配でその晩はずっとそばについていた。こういう時に限って明日は病院が休診だ。糖尿病なので何かあったらすぐに診てもらわなきゃと思ってる。昨日の昼間にちゃんと便はしてるのでケトではないと思う。そして翌朝からご飯を食べないと言う糖尿病らしからぬ状態になったのだ。このまま休診明けの明日を待つのは出来なかったので、母の猫を診てもらってる病院に連れて行った。状況を説明したら、吐き気止めと炎症を抑える注射で様子を見ると言うことになった。そして通常通り食べるようになったらインスリンを開始して下さいとのこと。血液検査でもしたら幾らになるだろうかヒヤヒヤだったがまあ良しの金額だった。当の本人(本猫)は調子はすごく悪いわけではなく普通にしている。だけど食べない。色々試すが見向きもしないし、返って嫌な顔をする。匂いを嗅いだかと思っても食べようとしない。こうして吐いた晩の翌朝からまる2日も食べなくて3日目の朝にやっとモンプチを少々食べた。もう2日もインスリンを打ってない。何年もこんなことはない。そして昼にはまだ固形は食べずモンプチを少し、だけど吐かないので状況は恐らく良くなっていると思う。晩ごはんにはモンプチを半分くらい食べたのでインスリンを0.5打った。四時間くらい何ともないので安心した。明け方には小さな枯れ葉でじゃれているのを家人が見たとのこと。元気そうだ。そして朝ごはんは固形の糖コントロールを食べ、まだやや食べたくない傾向だったので消化器サポートを3㌘、これでインスリンを打てる量食べたので打った。顔も幾分元気になり昼も晩もちゃんと食べた。そしてすきあらば他の子の残したのを食べたりし始めた。やっと本調子になったようだ。ここまでは糖尿病の子のこと。実はこの子がいっと最初の始まりで他の子が次々と嘔吐、食欲不振、食べない、下痢が始まったのだ。そう言えば言い忘れたが病院でいいことを聞いた。糖尿病の猫はやや高めの血糖値で管理したほうが長生きだと言うのが最近の統計だそうだ。何も知らんで血糖値を下げきちんと管理することばかり考えていた。だってケトアシドーシスは恐いから。今回のことは私の推測では外に出てる猫が一匹いて恐らく彼が何かのウィルスを持って来たのではないかと思う。でも持って来た本猫は何ともない。個体差なのか。とにかく3種以外のものだ。

その『胃腸炎クラスター』の話はこちらから

胃腸炎クラスター
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猫の糖尿病が治った
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